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必ず計算されなければならない天人共怒する罪悪 朝鮮総督府設置から111年、「労働新聞」が論評

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1945年9月、朝鮮総督府から日章旗が下ろされ星条旗があげられた。朝鮮半島の南半部の支配者が日帝から軍事占領した米帝に変わったことを象徴する

 「労働新聞」は2日付に、1910年10月1日に日本が朝鮮総督府を設置し過酷な植民統治を行ってから111年になることに関連、同紙バク・ジンヒャン記者が執筆した「必ず計算されなければならない天人共怒する罪悪」と題した論評を掲載した。

 パク記者は、「日帝が設置した朝鮮総督府は、前世紀前半の数十年間、わが人民を政治的に抑圧し支配していた極悪な暴力機関だったし、朝鮮の経済命脈を握って、わが人民の血と汗を絞り取った悪辣な経済略奪機構であり、わが人民の民族自主意識と民族の伝統を抹殺して奴隷屈従思想を強要していた凶悪な植民地支配機関であった」と指摘、日帝の悪辣で野蛮な植民地統治の実態を暴露、断罪した。

 またパク記者は、「日本の反動支配層は、過去の罪を美化粉飾するだけでなく、それを完全否定しようと必死にあがいている」と非難、「日帝が犯した特大型反人倫犯罪の対価を必ず計算しようとする朝鮮人民の意志は百倍になっている」と強調した。

 以下にその要旨を紹介する。(中見出しは本サイト編集部)

 野蛮な植民地暴圧統治

 1910年10月1日に日本が朝鮮総督府を設置し、わが国で新たな段階の植民地統治、総督政治を行ったときから111年の歳月が流れた。日帝の総督政治は世界の歴史上類例のない最も過酷で野蛮な植民地暴圧統治であった。

 朝鮮総督府は、1905年「乙巳5条約」を捏造した日帝1906年2月1日に設置した朝鮮統監府を改編したものだ。日本のある新聞は、過去日本がわが国を武力で占領し、植民地支配を実施したことについて暴露し、「植民地朝鮮を統治するために建てられた朝鮮総督府は例を見ない実体であった。」と評した。

 日帝が設置した朝鮮総督府は、前世紀前半の数十年間、わが人民を政治的に抑圧し支配していた極悪な暴力機関だったし、朝鮮の経済命脈を握って、わが人民の血と汗を絞り取った悪辣な経済略奪機構であり、わが人民の民族自主意識と民族の伝統を抹殺して奴隷屈従思想を強要していた凶悪な植民地支配機関であった。

 朝鮮総督は、日本軍の陸海軍大将たちの中で、日本の王が選んだ最も非道無道な者たちが任命された。彼らは、朝鮮での行政、立法、司法、軍統帥権などの無制限な権力を掌握して、わが人民を植民地奴隷に転落させるための手段と方法を選ばなかった。

初代朝鮮総督だった寺内は「朝鮮人は、日本の法律に服従するかそうでなければ死ななければならない」という暴言をためらわなかった悪名高い絞刑吏であった。寺内だけでなく、長谷川、斎藤、山梨、宇垣、南、小磯、阿部など朝鮮総督の座にあった者は皆、わが国で最も野蛮でファッショ的な植民地暴圧統治を実施し、あらゆる蛮行を犯した極悪非道な犯罪者であった。

民族摩擦を目的に

 日帝朝鮮民族を地球上から完全に抹殺することを目的に置いて総督政治を実施した。

 朝鮮総督府は、暴圧武力を発動して、朝鮮人民の政治的自由と権利を奪い、わが人民の民族解放運動を野獣のように弾圧した。日中戦争挑発後840万人に達する朝鮮人を拉致、誘拐、強制連行して戦場と死の苦役場に連行し100万人の朝鮮人を残忍に虐殺した。

 日本が1939年10月1日、「国民徴用令」を実施したことも侵略戦争遂行に必要な苦役場にすべての朝鮮青壮年を連行するためだった。徴用方法は何世紀も前に列強がアフリカの地で敢行した奴隷狩りを彷彿とされた。通行人、田畑で働いていた人、家で眠っていた人々がわけもわからず、誘拐され連行された。彼らは、日本本土はもちろん、サハリンと南洋諸島、フィリピンなど日本の侵略の足が伸びたところなら、どこでも連行され、過酷な奴隷労働を強要された。その中には、「秘密保持」という口実のもと虐殺された青壮年たちも多かった。このように、「国民徴用令」は、朝鮮青壮年を苦役と死の闇の中に追い込んだ前代未聞の悪法であった。

 その中の20万人に達する朝鮮女性は日本軍性奴隷にされた。

 世界の戦争史に軍隊の「性慰安」のための制度を公式に設置した国は日本しかない。日帝は侵略軍の「性慰安」のための女性を自分の国ではなく、植民地国で軍権、官権を総動員して拉致、誘拐、強制連行する方法で連行し性奴隷に転落させた。

 日帝は朝鮮であらゆる物的資源を大量に略奪し、茶碗とスプーンまで奪っていった。日本は、「内鮮一体」、「皇国臣民化」を唱えて朝鮮民族の悠久な歴史と輝かしい文化を抹殺しようと悪辣に策動した。

 朝鮮民族を地球上から抹殺しようとした日本の蛮行は必ず計算されなければならない、天人共怒する罪悪である。それにもかかわらず日本の反動支配層は、過去の罪を美化粉飾するだけでなく、それを完全否定しようと必死にあがいている。

 日本反動のこのような策動は、日本に対する、骨髄にしみた恨みを抱いているわが人民のより大きな怒りをかもし出している。だからこそ、過去、日帝が犯した特大型反人倫犯罪の対価を必ず計算しようとする朝鮮人民の意志は百倍になっている。(本社記者バク・ジンヒャン)