Korea News.com(コリアニュース.com)

激動する朝鮮半島のニュースを正確、迅速に伝えるべく努力します。 朝鮮半島の平和と統一、朝日の親善、アジアと世界の平和を願って。

【スポンサーリンク】

朝鮮外務省 米国にそそのかされた国連事務総長報告を厳しく非難

f:id:gwangzin:20210607165056j:plain

 朝鮮外務省チョ・チョルス国際機関局長は25日、20日に公開された、国連総会第76回会議に提出された国連事務総長報告書に対する立場をHP上で明らかにした。

 チョ局長は、報告書が朝鮮の緊急防疫措置を「人権蹂躙」と挑発したことを厳しく非難した。

 チョ局長は、すべての国が緊急防疫処置をとる中で、「唯一われわれがとる非常防疫措置のみが「人権蹂躙」になるかまったく理解できない」と指摘、国連事務総長が西側で起こっている人権侵害については一言半句も無く「われわれのありもしない『人権問題』のみ『非常な関心』を示していることを見れば、個人的見解を超えてわれわれを敵視するある大国のそそのかされているのではないかと疑問視せざるを得ない」

 朝鮮外務省チョ・チョルス国際機関局長が示した立場は次の通り。

 去る20日、われわれの人権状況と関連して、国連総会第76回会議に提出された国連事務総長報告書の内容が公開された。

 国連人権高等弁務官事務所が毎年出すこの報告書は、徹頭徹尾虚偽と捏造で一貫した謀略文書として、われわれはこれを全面否定、全面的に排撃してきたのは世界が知っている。

 問題は、このような謀略中傷が現在に至り、度をはるかに超えて、わが国が世界的な悪性伝染病流入からわが人民の生命安全を守るためにとった緊急防疫措置まで「人権蹂躙」と公然と挑発していることだ。

 大変遺憾なことである。

 この惑星を覆った悪性ウィルス大災害は、全人類を大きな不安と恐怖に陥れている。

 程度の差はあるが、最近だけでも悪性変異ウィルスの急速な伝播で多くの国々では、国内の飛行場と港湾、駅舎はもちろん地域と国全体を封鎖するなど、自身の実情に合わせて防疫措置を最大限に取っている。

 この普遍的なすべての国の緊急防疫措置の中で、唯一われわれがとる非常防疫措置のみが「人権蹂躙」になるかまったく理解できない。

 さらに、その国が自国人民の生命の安全を守るためにどのような措置をとるかということは、徹底的にその国の内政に属する問題である。

 公正性と客観性、厳正中立を自分の活動原則としている国連事務総長が、自分の一挙一動が国際的にどの程度の重みが加わり、今の時期、人権問題と関連して果たしてどこに優先性を付与すべきかを誰よりもよく知っていると思う。

 今この時刻にも西側諸国では、極端な人種主義と人種差別、難民民危機と銃器類犯罪のような人権蹂躙行為が続出しているではないか。

 これに一言半句もなくわれわれのありもしない「人権問題」のみ「非常な関心」を示していることを見れば、個人的見解を超えてわれわれを敵視するある大国にそそのかされているのではないかと疑問視せざるを得ない。

 この機会に私は国連事務総長が、慎重ではない軽々しい行為で、自身の国際的な信頼性を落とすのではなく、人権分野に根強く内在している選択性と二重基準に一日も早く終止符を打つことを心から期待する。

 わが人民の生命安全は、わが国が最後まで責任を負う。(朝鮮民主主義人民共和国外務省国際機関局長チョ・チョルス)