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日本の過去の犯罪を最後まで計算する 朝鮮日本軍性奴隷及び強制連行被害者問題対策委員会、8.15解放76年に際して声明

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柿本ダム(山梨県南部町)工事現場にも多くの朝鮮人が強制連行された。写真は「飯場」と呼ばれた朝鮮人労働者の作業員宿舎。

 朝鮮日本軍性奴隷及び強制連行被害者問題対策委員会は15日、8.15解放76年に際して声明を発表して、過去の清算を拒否する日本を断罪した。

 「労働新聞」(15日付)が声明を報じた。

 声明は、「日帝が犯した反人倫的犯罪に対する謝罪と反省どころか、わが共和国に対する卑劣極まりない敵視政策を取りながら反共和国制裁措置を毎年延長し、総連と在日朝鮮人に不当な政治的弾圧と差別を加えており、過去の犯罪行為を美化粉飾して正当化する破廉恥な行為を続けている」と指摘、「われわれは、日本が20世紀の40余年間、わが国を占領し朝鮮人民に計り知れない人的、物的、精神的被害をもたらしたことについて、さらには敗亡後数十年の間わが共和国を敵視し、在日同胞を迫害したことに対して、最後まで計算し、その血の代価を必ず支払わせるであろう」と強調した。

 声明の全文は以下の通り。

 わが国とアジアの数億万人民に不幸と苦痛を強いた日本帝国主義が敗亡したときから76年が過ぎた。

 半世紀がはるかに超える歳月の中、日本の略奪と虐殺の痕跡も薄れ、受難者も世代を超えたが、人々の心の中に残った痛い思い出と傷は忘れられも、癒されもせず、世代を継いで伝えられている。

 日本帝国主義の殺戮と強奪蛮行によって、840万人に達する罪のない朝鮮人が日本の戦争と苦役に、「慰安所」に連れて行かれ、獣にも満たない奴隷生活を余儀なくされ、100万人が虐殺された。

 今も日本の地にはもちろん日本侵略軍の軍靴が通ったアジアのすべての場所に、さらには深い海の底にも、死亡した朝鮮人の無念の遺骨が埋葬されており、この痛みと恨みは何によっても絶対に癒されない。

 問題は、再び取り返すことも、治癒されることもない酷い被害を与えた加害当事者である日本が敗亡後、今日までわが人民の前に犯した罪を償うために何もしたことがないということだ。

 日帝が犯した反人倫的犯罪に対する謝罪と反省どころか、わが共和国に対する卑劣極まりない敵視政策を取りながら反共和国制裁措置を毎年延長し、総連と在日朝鮮人に不当な政治的弾圧と差別を加えており、過去の犯罪行為を美化粉飾して正当化する破廉恥な行為を続けている。

 まさに数か月前にも日本政府は閣僚会議で、第二次世界大戦の時期、朝鮮半島から日本本土への労働者の動員を強制連行と表現することが不適切であるとしたかと思えば、国連人権理事会第47回会議で日本軍が「慰安婦」を強制的に募集したのは作り話だと強弁した。

 このような事実は、日本が過去の侵略の歴史についてわずかな罪悪感も持っておらず、むしろ「アジアの盟主」を自任していた昔の地位を取り戻すために、より無分別に荒れ狂っていることをはっきり示している。

 わが国と人民、アジアの人民に犯した侵略行為と反人倫的犯罪について正しく反省してきれいに清算することは、回避することも、免れることもできない日本の法的責任であり道徳的義務である。

 われわれは、日本が20世紀の40余年間、わが国を占領し朝鮮人民に計り知れない人的、物的、精神的被害をもたらしたことについて、さらには敗亡後数十年の間わが共和国を敵視し、在日同胞を迫害したことに対して、最後まで計算し、その血の代価を必ず支払わせるであろう。

 日本の当局は、われわれのすべての被害者と遺族、わが人民の固い意志をはっきり刻ませておくべきだ。

チュチェ(主体)110(2021)年8月15日