Korea News.com(コリアニュース.com)

激動する朝鮮半島のニュースを正確、迅速に伝えるべく努力します。 朝鮮半島の平和と統一、朝日の親善、アジアと世界の平和を願って。

【スポンサーリンク】

自主権こそ国と民族の生命 朝鮮外務省が「進歩と繁栄の根本担保」と題する文掲載

f:id:gwangzin:20210607165056j:plain

 朝鮮外務省は6日、「進歩と繁栄の根本担保」と題する文をHPに載せた。

 文は、一部の国々は「支配主義の実現に障害となる国々に対して『民主主義と人権擁護』という偽善的看板を掲げて、主権国家に対する圧力と恐喝を体系的には、全面的に行い力による圧殺行為を公然と敢行している」と指摘、「特定の国々の侵略行為のゆえに自主権を奪われた多くの国が自分の領土はもちろん、自分の人民さえ守れず、苦痛の中でもがく残酷な光景は、自主権こそ国家の基本的な権利、合法的徵表である前に、国と民族の生命であるという意味深長な教訓を与えている」と強調した。

以下に「進歩と繁栄の根本担保」の全文を紹介する。

 人類の歴史の無数の年代期ごとに自主的で豊かで幸せな真の生活を渇望する世界人民の強烈な志向は、正義と真理のためのはっきりとした痕跡を刻み、これは今日、何によっても止められない自主の炎になって激しく燃え広がっている。

 去る6月24日、国連人権理事会第47回会議では、「民主主義」と「人権」の美名の下、主権国家に対する軍事的介入を露骨化している特定国家の行為を、国際法に対する重大な侵害であり、自主権と領土完全、世界の平和と安全に対する重大な脅威と烙印する、発展途上国の声が大きくこだました。

 これに先立ち、23カ国、3 200人の代表が参加した中、ベネズエラのカラカスで行われた帝国主義に反対する「世界人民の200周年大会」でも反帝自主的な国々に対して圧力をかけようとする特定の国々の行為を断固排撃し、主権国家の自主権守護と世界の進歩勢力の間の連帯をさらに強化するための問題が討議された。

 これは外勢に国家自主権を絶対に譲歩しまいとする世界の進歩的国々と人民の確固たる決意と意志の発現であり、公正かつ平等な国際関係の確立を推進する力強い鼓舞になる。

 今、いくつかの特定の国は、主権国家の領土と政治的独立を侵害してはならず、内政に干渉してはならないことについての国連憲章国際法の要求を完全に無視して、世界の支配者を装い、世界のいたるところで干渉と主権侵害行為を大々的に行っている。

 彼らは支配主義の実現に障害となる国々に対して「民主主義と人権擁護」という偽善的看板を掲げて、主権国家に対する圧力と恐喝を体系的には、全面的に行い力による圧殺行為を公然と敢行している。

 これまで、特定の国々の侵略行為のゆえに自主権を奪われた多くの国が自分の領土はもちろん、自分の人民さえ守れず、苦痛の中でもがく残酷な光景は、自主権こそ国家の基本的な権利、合法的徵表である前に、国と民族の生命であるという意味深長な教訓を与えている。

 特定の国々は、発展途上国の経済的浸透を通じても、彼らの支配主義を実現しようとしている。

 彼らが発展途上国と経済力が弱い国に「援助」と「協力」の看板を振りかざして誘惑と幻想の餌を投げては、政治制度改革、選挙監視など各種の名目の条件をつける方法で、主権国家に対する政治的干渉と主権侵害行為を行っていることは、すでに周知の事実である。

 これに騙されたいくつかの国は、特定の国々が与えた "援助"の "おかげ"で、その高さもわからない債務に押さえ付けられてもがいており、「協力」の対価として受け入れた西側方式の政治と生活風潮は、党派の争いと権力闘争、犯罪を蔓延させ深刻な社会的政治的不安定、同族紛争を引き起こし、さらには国家政権まで厳重に脅かされている。

 経済的隷属は政治的従属に繋がり、自主権を排除したどのような進歩や繁栄についても考えることができないということが、人類が目撃し体験した真理である。

 今の時代は、すべての国と民族が自分の意思と要求に合わせて、社会の発展と復興を抱いて来るのを目指す自主性の時代であり、利潤追求と支配主義の実現を目的とした干渉と侵害を日常的に行う特定の国々の行為は絶対に許されてはならない。

 自主権は望んだからと言って、誰かが与えてくれたり、妥協と屈従によっては決して譲歩されるものでもなく、それは団結した力で不義と暴政に正面から立ち向かい戦う時にはじめて抱いてくることができる、正義と進歩の高貴な産物である。(了)