「オリンピックの不遇な歴史は今日も続いている。日本がナチスドイツと変わらない行為を行っている。その代表的な例が、東京オリンピック組織委員会のホームページに独島を自らの領土と表記した地図を堂々と公開したものである」
朝鮮のインターネット情報サイト「メアリ」は9日、「オリンピックと災難」と題した論評を掲載して、オリンピックを利用して朝鮮の領土である独島を日本の領土であるかのごとく宣伝、広告していることを強く非難した。
論評は、ナチスドイツがベルリンオリンピックをナチスドイツの“国威と正当性を誇示”することに利用したことを想起させ、帝国主義の郷愁に駆られオリンピックを「独島領有権」広告に利用する日本の卑劣な行為を次のように非難した。
これは単にひとつの島を正しく表記したのか、しなかったのかという問題ではない。他人の領土を厚かましく自らの土地と言い張るその強盗的主張の背景には、まさに「大東亜共栄圏」の昔の夢を必ず成し遂げようと軍国主義の野心が潜んでいる。絶え間ない「独島領有権」主張を介して自国民に「国土修復」の欲望と衝動、意志を植えつけ、海外侵略と軍事大国化を実現するための世論と環境を整えようとする日本の下心を誰が見間違えるだろうか。「独島領有権」主張は、第2の朝鮮併呑と大陸侵略のための再侵略名分の積み重ね用の主張に過ぎない。(了)