朝鮮のアリラン協会が運営するホームページ「メアリ」は22日、「口蜜腹剣」と題する在中同胞社会学者であるリ・ジェミョン氏名義の論評を載せた。
論評は、「韓米統合国防協議体」（5月12~13日）で議論された、▲「対北制裁履行」▲「拡大抑止」の提供▲韓米日「3者共助」などを取り上げ、すべてが朝鮮半島情勢を悪化させる要素であると指摘した。
また南朝鮮当局のミサイル開発などを取り上げ、口では美辞麗句を唱え、実際には外勢と野合して同族を力で圧殺するための戦争準備にしがみついている南朝鮮当局の行動は「口蜜腹剣」そのものであると非難した。
論評は「口蜜腹剣」とは口に蜜を含み、腹には剣を隠し持つ輩が最も危険であることを示すために古くから伝わる言葉だと指摘した。
偶然の一致なのか筋書き通りなのか、韓米首脳会談（21日）の結果発表された共同声明では、上記で指摘した朝鮮半島情勢を悪化させる要素である、▲「対北制裁履行」▲「拡大抑止」の提供▲韓米日「3者共助」などが強調されている。
また韓米首脳会談では朝米会談、南北対話などの問題も論じられたが、朝鮮に一方的非核化を強いるための言葉遊びの感を免れない。（了）
