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日本の独島強奪と歴史歪曲を袖手傍観できない 朝鮮中央通信社論評

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 朝鮮中央通信は15日、日本が、朝鮮の領土である独島を自分らの「固有の領土」であると、来年から使用する高等学校の教科書に明記したことを非難する論評を発表した。

 論評は、「日本が今までわれわれの神聖な領土である独島を奪おうと歴史歪曲劇を執拗に演じてきたが今回のように全面的に悪辣に強行されたのは前例のないこととして、絶対に袖手傍観できない重大な事態である」との認識を示し、厳しく非難した。

 また論評は、「日本の『独島領有権』の主張は、いかなる妥当性も法的根拠もない荒唐無稽な詭弁にすぎない」と指摘、「次代に独島が『奪われた領土』であるという歪曲された意識を強制的に注入させて次代を領土強奪の道に駆り出し、独島だけでなく全朝鮮を強奪し、ひいては大陸に対する侵略の野望を実現することにその根本目的」があり、「破廉恥な歴史歪曲と反動的な教育に執着することを絶対に許せない」と強調した。

論評の全文は以下の通り。

 日本の独島強奪と歴史歪曲(わいきょく)策動が日ごとに破廉恥になっている。

 日本の文部科学省が来年から使用する高等学校の教科書に、独島が自分らの「固有の領土」であるとまたもや明記した。

 今回に検定で通過した数百種の教科書の中で歴史と地理をはじめ社会学教科書が全て独島を「日本の領土」に表記しており、誰それによって不法占拠されたというとてつもない内容を含んでいるという。

 日本が今までわれわれの神聖な領土である独島を奪おうと歴史歪曲劇を執拗に演じてきたが今回のように全面的に悪辣に強行されたのは前例のないこととして、絶対に袖手傍観できない重大な事態である。

 これは、後裔(こうえい)に歪曲された史観を注入させて彼らを報復の念と侵略思想で馴らされた軍国主義狂信者に育てて領土膨張野望実現の有利な条件と環境を整えてみようとする日本反動層の策動がどんなに険悪な域に至ったのかを示している。

 日本の「独島領有権」の主張は、いかなる妥当性も法的根拠もない荒唐無稽な詭弁にすぎない。

 独島は、わが民族が先祖代々生き、譲り渡してきたわれわれの領土であるということ、これが何をもってしても否認できない歴史の真実である。

 最近もそれを実証する史料が引き続き発掘されている。

 日本が独島を自国の領土に認識していなかったことを実証する日本側の史料は特に多い。

 先日に公開された19~20世紀に日本で発行された地理教科書と地図だけを見ても、独島が日本の領土として表記されていない。

 にもかかわらず、独島を自国の領土であると言い張るのは、歴史も国際法も眼中にない白昼強盗だけが強行することのできる妄動である。

 今回に歪曲された歴史が叙述された教材を検定で通過させたのは単に教育に関する問題にのみ限られていない。

 次代に独島が「奪われた領土」であるという歪曲された意識を強制的に注入させて次代を領土強奪の道に駆り出し、独島だけでなく全朝鮮を強奪し、ひいては大陸に対する侵略の野望を実現することにその根本目的がある。

 今、日本反動層の頭の中には血塗られた日章旗をはためかせながら大陸侵略に狂奔していた過去を再現してみようとする軍国主義妄想だけがいっぱいである。

 歴史的に偽りと略奪、他国に対する侵略をこととしてきた国がまさに日本である。

 わが国と数多くのアジア諸国の人民、世界の人類に計り知れない不幸と苦痛をもたらした侵略国家、戦犯国家の日本が過去罪悪の歴史を正当化し、またもやわれわれの領土を奪おうと破廉恥な歴史歪曲と反動的な教育に執着することを絶対に許せない。

 日本は、時代錯誤の歴史歪曲策動が国を終局的破滅へ導く愚かな妄動であるということを銘記すべきである。【朝鮮中央通信