朝鮮の農業ナノ技術研究所では、核心基礎技術の一つであるナノ技術で農作物の生育に良いケイ素肥料の問題を解決するための研究事業を進めて、ナノケイ素肥料を開発、肥料製造技術と生産工程を確立する事業で成果が達成されている。
「朝鮮の今日」(4.10)が報じた。
報道によれば、農業ナノ技術研究所の研究集団では、気温と日照率が低い条件でも農作物の窒素、リン、カリなどの吸収力を強め、根の発達を促進し、病虫害にも強いケイ素肥料の効果を高めた。開発されたナノケイ素肥料は運搬、保管等に非常に便利で、穀物収穫を従来に比べて町歩あたり110%以上高めることができるという。
平安南北道、黄海南北道、咸鏡南北道などの道農村経理委員会では、ナノ技術研究所研究員との緊密な連携の下に、大規模なナノケイ素肥料の生産基地を設けて、生産を拡大することで、今年の農作業の成果を担保する基盤を構築した。
一方、農業化学化研究所でも効能の高い遅効性肥料を開発完成するための研究事業を深化させ、農作物の生育に必要な窒素の効果を高めるようにする被覆尿素肥料の被覆剤を100%国産化することができる科学技術的担保を用意した。(了)