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「EU米国合衆国」の人権茶番劇 朝鮮外務省ポークスマン、EUの「人権制裁」を非難

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 3月22日、EU(欧州連合)が「世界的な人権蹂躙に対処する」という美名の下、朝鮮をはじめとする複数の国を「人権制裁」の対象に指定したことに関連、朝鮮外務省ポークスマンは23日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

 朝鮮中央通信が23日報じた。

 報道によれば、朝鮮外務省ポークスマンは「わが国家の主権を侵害し、内政に干渉しようとする不純な政治的挑発として強く糾弾し、全面的に排撃」すると指摘、「EUの人権制裁制度なるものが真の人権改善とは何の縁もなく『価値観』を異にする国々を狙ったもう一つの不純な政治的道具にすぎない」と非難した。

 また朝鮮外務省ポークスマンは、EUの人権茶番劇は米国のコピーを連想させ、「そうするのなら強いて『独自性』をうんぬんせず、あらかじめ「EU米国合衆国」と呼べば、どうか」皮肉った。

以下は朝鮮外務省ポークスマン談話の全文。

 公開されたように、EUは世界各国のいわゆる「人権蹂躙」を持ち出して制裁対象を指定する劇を演じた。

 われわれは、EUの「人権制裁」劇を紋切り型の対朝鮮敵視政策の一環として、わが国家の主権を侵害し、内政に干渉しようとする不純な政治的挑発として強く糾弾し、全面的に排撃する。

 EUが今回の劇の法律的根拠といういわゆる人権制裁制度は、自分らの気に障る国々を圧迫するために考案した悪法として、国際社会の一様な排撃を受けている。

 EUの今回の振る舞いは、昨年末にEUが新しく人権制裁制度を設けた時を振り返るようにする。

 その時、世人は「法治」と「民主主義」、「平等」を口癖のように言って「人権先祖」に自称することを好むEUが当時、特大型人権蹂躙行為によって世界を驚愕させた米国と西側の警察官らをその懲罰の対象に定めようと新しい制度を設けたのだと予想した。

 ところが、今回の振る舞いを見ればEUの人権制裁制度なるものが真の人権改善とは何の縁もなく「価値観」を異にする国々を狙ったもう一つの不純な政治的道具にすぎないということを再び実証している。

 EU内の険悪で劣悪な人権状況には、初めから両目と両耳を覆ったまま、他国の人権にむやみに言い掛かりをつけて騒ぎ立てることこそ、不正常の極みである。

 おそらく、EUは体質的な拒否感に病的な思惟方式が重なって事物現象を逆に見るのが完全に癖になったようだ。

 EU内部で蔓延している治癒不能の人種主義と人種差別、児童虐待、他民族排斥に対して、それを「人権保護」、「人権増進」に錯覚している。

 今、世界の世論はすでに破綻した「人権」うんぬんを並べ立てて世界を騒がせているEUの人権茶番劇が、不思議にも誰かのコピーを連想させると一様に評している。

 勧告するが、そうするのなら強いて「独自性」をうんぬんせず、あらかじめ「EU米国合衆国」と呼べば、どうかということである。

 欧州の格言に、おもしろみの末に禍があると言われた。

 もし、EUがわれわれの度重なる警告を無視したまま、つまらない反朝鮮「人権」謀略騒動に引き続き執着していれば、想像外の悲惨な結果を免れないということを肝に銘じる必要がある。

 無駄な振る舞いは、恥と不名誉だけを招く。【朝鮮中央通信