朝鮮中央通信社は11日論評を発表して、最近日本の内閣官房長官が独島を「日本固有の領土」とまたもや強弁し「断固として守り抜く」と、好戦的姿勢を示したことと関連、「日本の反動層が、独島強奪策動にしつこく執着し続けている」と非難した。
「大陸侵略の名分を立てるための無分別なヒステリー」と題した論評は、「独島強奪策動はその破廉恥さと横暴さ、危険性において極みをなしている」と、最近より悪辣に行われている独島に対する「領有権」主張を暴露し、その狙いについて次のように指摘した。
「今、日本は独島「領有権」に関する持続的な世論化でその水域を紛争地域として国際社会に刻印させた後、「領土主権回復」の口実の下で世界の面前で大陸侵略の砲声を公然と響かせようとしている」
以下は論評の全文
日本の反動層が、独島強奪策動にしつこく執着し続けている。
先日、内閣官房長官なる者が記者会見で、独島が「日本固有の領土」という強弁をまたもや並べ立てて「断固として守り抜く」という極めて好戦的な妄言を吐いた。
そして、「国際社会の正しい理解」を得るために世界各国にある日本大使館や国内有識者の海外派遣などを通じて正しい情報発信を強化するとせん越に振る舞った。
これが、内外の世論をまどわして大陸侵略の合法的名分を立てることで、またもやこの地に血塗られた軍靴の音を出してみようとする軍国主義者の無分別なヒステリーの発露であるということは言うまでもない。
日本が久しい前から「領有権」問題を巡って周辺諸国と摩擦を起こしてきたということは、周知の事実である。
その中でも、独島強奪策動はその破廉恥さと横暴さ、危険性において極みをなしている。
最近も日本は、外相をはじめとする政府閣僚を積極的に押し立てて独島「領有権」主張を引き続き世論化するようにし、政府のホームページに捏造(ねつぞう)された独島関連資料を57点も新しく掲載したかとすれば、内外の非難と重大な悪性伝染病事態にもかかわらず、政府官僚の参加の下に「竹島の日」行事をあくまで強行した。
自民党の政調会長なる者は、自国内の一部のメディアがいまだ独島に関連する報道で「竹島」と「朝鮮名の独島」を引き続き併記していると不平をこぼし、「日本の固有の領土だと認めていないかのような表現になるのではという危惧の中で(県連に)言われた。私もその通りだと思う」と言いふらした。
今、日本は独島「領有権」に関する持続的な世論化でその水域を紛争地域として国際社会に刻印させた後、「領土主権回復」の口実の下で世界の面前で大陸侵略の砲声を公然と響かせようとしている。
日本の絶え間ない領土野望、日を追って露骨になる再侵略野望、「専守防衛」の鉄鎖を解いて急激に膨張している「自衛隊」武力、離島奪還訓練など、頻繁に行われる侵略的な軍事演習がそれを実証している。
独島は、過去も現在も未来も朝鮮民族の神聖な領土である。
もし、日本がこの厳然たる歴史的事実、国際法的に公認された明白な現実をひっくり返そうとあがくなら、取り返しのつかない大きな災難に遭うしかない。