金正恩党委員長が朝鮮労働党第8回大会で行った事業総括報告の内容を「労働新聞」、朝鮮中央委通信などが9日、伝えた。
「朝鮮式社会主義建設を新たな勝利へ導く偉大な闘争綱領―朝鮮労働党第8回大会で行った金正恩党委員長の報告についてー」と題した記事の中で、「労働新聞」は「金正恩同志は9時間にわたって行った報告で、第7期中央委員会の活動状況を全面的に深く分析、総括して社会主義建設の画期的前進のための新たな闘争路線と戦略・戦術的方針を打ち出し、祖国統一偉業と対外関係を進展させ、党活動を強化、発展させる上で提起される重要な課題を提起した」と指摘した。また報告は「現在の対内外の形勢の下で、われわれの前進を妨げる主・客観的要因と深刻な欠陥を認め、党と国家活動の全般を革新し、社会主義偉業を勝利の次の段階へ移行させる上で提起される明確な闘争課題と方途を明らかにした偉大な実践綱領である」と強調した。
報道によれば報告は、①総括期間に収められた成果②社会主義建設の画期的前進のために③祖国の自主的統一と対外関係発展のために④党活動の強化、発展のためにーで構成されている。
報告が長文なため本サイトでは、体系別骨子を順次伝えると同時に、体系別に報道の全文を【資料】として掲載する。
総括期間に収められた成果
「労働新聞」は、①総括期間に収められた成果と関連、「第7回党大会以降の5年間、朝鮮労働党は次々に生じた全ての障害を大きな勝利に転換させるための不屈の攻撃闘争を策定、展開し、この過程に獲得した勝利は新しい発展の時代、わが国家第一主義時代を開いたと特徴づけられる」と指摘した。
報告ではまず、総括期間に人民大衆第一主義政治を具現する過程に収められた成果について言及、「朝鮮革命の第一の原動力である政治的・思想的力が非常に拡大、強化されたこと」が「最も輝かしい成果」でると強調した。
報告は次に、「党と人民が自らの力を増大させるための闘争で収めた成果について総括」した。
この部分では、自力更生戦略が、敵の卑劣な制裁策動を自強力増大、内的原動力強化の絶好のチャンスに反転させる攻撃的な戦略に、社会主義建設において恒久的に堅持すべき政治路線に深化、発展し、チュチェ朝鮮の国風、朝鮮革命の唯一無二の闘争精神としてより強固になったことを成果に挙げた。また経済建設分野では「たとえ予見した戦略目標に到達できなかったが、今後、自力で経済の発展を持続させていくことのできる大事な土台がもたらされ、ここで有意義な成果は朝鮮式社会主義の存立の物質的基礎であり、生命線である自立的民族経済、社会主義経済の枠組みを堅持し、その命脈を守り抜いた」ことと指摘した。
次に金正恩委員長は報告で、国家の核戦争抑止力と自衛的国防力の強化のための闘いで収めた成果に言及した。
報告では、核戦力の近代化目標の達成を志向した完全に新しい核能力を備えるための革命的な大転換を主導した歴史的過程について詳細に言及された。2017年11月29日、大陸間弾道ロケット「火星砲15」型の試射の大成功によって、国家核戦力完成の歴史的大業を成し遂げたこと、さらに朝鮮労働党創立75周年祝賀閲兵式場で公開された新型の巨大なロケット開発などを誇らしく総括した。
報告では次に、共和国の対外的地位が飛躍的に上昇したことについて総括した。(了)