朝鮮民族は昔から1月節気の季節的特性に合わせて勤勉で多様な生活風習を創造して連綿と継いできた。
「朝鮮の今日」は8日、「1月の節気と民俗」と題した記事を掲載、朝鮮民族が昔から継いできた風習を紹介した。
以下はその要旨。
1月は年間で最も寒い月で、24節気の最後の節気である小寒ご大寒もこの時期にくる。
1月5、6日頃の小寒から寒さがはじまり、最も寒い大寒になるとされてきたが、「大寒が小寒の家に遊びに行って凍死する」ということわざが伝わるほど、小寒の寒さも大寒の寒さに劣らない。
1年間で最も寒いのは1月20、21日頃の大寒で、24節気の最後の節気だ。
農業を天下之大本にしてきた朝鮮民族は昔から小寒、大寒がくる1月にも季節的特性に合わせて家の中で縄を編み、サムテギ(肥料などを運ぶ農機具)を作り肥料を集めるなど、その年の農作業の準備を着実に進めた。
大寒すぎると人々はお正月を迎えるため家と周辺を清掃し女性たちはソルビム(朝鮮の晴れ着)とお祝いの食料を準備した。
朝鮮民族は、この時期スープや鍋などの温かい食べ物を好んで食したが、中でもご飯の上に緑豆ジジミとキノコの炒め物をのせ、和えた鶏肉を置き、熱いチキンスープを注いだ後、ヤンショム醤と糸卵、ごま塩と黒胡椒で調味したピョンヤンオンバンは、その味が独特で有名だった。
また、1月節気にわが国では、ユンノリと板跳び、凧あげ、そりをはじめとする様々な民俗遊びが活発に行われた。(了)