朝鮮中央通信社は2日、報道を発表して、全国のすべての部門、すべての単位で「80日戦闘」の初月目標を達成したと指摘した。「80日戦闘」とは来年1月に予定されている朝鮮労働党第8回大会を「高い政治的熱意と大きな労力的成果」で迎えるための運動。10月5日に行われた朝鮮労働党第7期19回政治局会議で決まった。
朝鮮中央通信社報道は、「80日戦闘」の初月に当たる10月、「主な目標である非常防疫事業で鋼鉄のような防疫体制が確立され、人民を守る戦いの最前線である被害復旧の全域で新築住宅への入居の集いが続き、経済発展と人民生活向上に寄与する大切な成果が引き続き成し遂げられている」と伝えた。
非常防疫に関連、報道は「すべての部門、すべての単位で国家がとった非常防疫措置を徹底的に履行して、鋼鉄のような防疫体系と秩序を確固と堅持し、安定的で完璧な防疫形成を維持強化した」と指摘、新型コロナウィルスの流入を防ぎ、感染者を一人も出していない防疫部門での成果を強調した。
また報道によれば、水害被害復旧と関連、現在まで全国的に2000余世帯の現代的な住宅を建設し、林業、農業、都市経営、国土環境保護部門で、30余の橋を復旧、70余の河川を整理し、10余の貯水池工事、50余の灌漑水路、構造物復旧工事を終えた。
報道は農業部門でも大きな成果を成し遂げていると指摘している。それによれば、米とトウモロコシの収穫は全国的にすべて終え、脱穀は74%界線に到達した。さらに農業部門幹部と勤労者は来年の準備も本格的に行っている。
報道はまた経済建設各分野でも大きな前進を遂げたと具体的に指摘した。
クミャ江第2号発電所が中小型発電所のお手本として竣工し、ムンピョン精錬所、クムソントラクター工場等々の改修現代化、ミョンガン化学工場の褐炭低温乾留炉、清津化学繊維工場の人絹パルプ製造工程の建設など、多くの工場が建設、改修された成果に言及した。さらに報道は、機械工業、電力部門、化学工業、鉄道輸送、軽工業等々で大きな前進を遂げていると、具体的に指摘した。
朝鮮では、敵対勢力の「三重苦にあえいでいる」とのプロパガンダとは異なり、米国による制裁に加え、自然災害に新型コロナ感染症など、予期しない困難を自力、自強、自力更生の精神で果敢に克服、経済建設を前進させている。(了)