朝鮮外務省は9日、「世の中を笑わせるな」と題した、ミン・ギョンム外務省日本研究所研究員の文をHPに載せ、侵略戦争で血にまみれた「旭日旗」の性格と本質をつつみ隠してみようと策動する日本当局を厳しく非難した。
ミン研究員は、日本は「旭日旗」を美化して侵略の歴史を歪曲して世人を欺瞞していると指摘、これは「世界の正義と平和、人倫道徳に対する愚弄で冒涜」であると非難した。
また同研究員は、「旭日旗」を「大漁や出産を祝う旗」などと美化することは「破廉恥な妄動」で、軍国主義野心の集中的な表れと指摘した。
さらに同研究員は、日本は血にまみれた「旭日旗」をオリンピックの場にも持ち出そうとしているとしながら「ナチス旗のような『旭日旗』を『大漁と出産を祝う旗』と美化する日本当局の狡猾な術策に騙される国はない。日本は『旭日旗』を『大漁と出産を祝う旗』という荒唐無稽な詭弁で世界を笑わせてはならない」と指摘した。
以下に「世の中を笑わせるな」の全文を紹介する。
日本が依然として破廉恥にも、人間殺戮の侵略戦争で血にまみれた「旭日旗」の侵略的性格と本質をつつみ隠してみようと策動している。
日本当局は「旭日旗」について「侵略と軍国主義の象徴」という誤った批判が根強い、だとか、国際社会に正確な情報を発信する必要がある、とか言いながら、既に翻訳掲載された英語、フランス語、スペイン語に続いてタイ語にした説明資料を、日本外務省の公式ホムページに、9月24日追加で掲載したという。
説明資料には、「『旭日旗』が大漁や出産を祝う旗で、日本国内で古くから使用されてきた」などの内容を記載することにより、戦犯旗である「旭日旗」の、侵略の歴史を歪曲して世人を欺瞞している。
これは、世界の正義と平和、人倫道徳に対する愚弄で冒涜である。
罪悪の歴史を歪曲して正当化しようとする日本のこのような行為は、破廉恥な妄動で、軍国主義野心の集中的な表れとしか見ることができない。
歴史を否定し、真実を歪曲することは、日本特有の体質であり、慢性的な悪習である。
日本の当局に聞くが、「旭日旗」を先頭に立ててに出して1875年「雲揚」号が江華島を侵犯したことも、1894年、日本軍が朝鮮王宮を襲撃占領したのも、1895年白昼に主権国家である朝鮮の国母を惨殺したのも、1919年の3.1人民蜂起を流血鎮圧したことをはじめ、朝鮮占領期間100万人の無実の朝鮮人を虐殺したのも、すべて「大漁」や「出産」を祝う過程であったというのか。
「皇軍」の「勇者」が旭日基銃剣に縛り付け7.7事変を挑発したのも、「旭日旗」をおでこに貼り付け真珠湾の軍艦を奇襲したのも、果たして「大漁」や「出産」を祝うためだったのか。
「旭日旗」の汚れた歴史をいちいち論じようとすれば終わりがない。
このような血なまぐさい「旭日旗」を日本が東京オリンピック競技大会でまで、持ち出して振ろうとしている。
もし日本が平和の祭典の場で、呪われ、憎むべき「旭日旗」を掲げるのなら、これこそわれわれ民族に対する耐え難い侮辱となり、過去日本の侵略で被害を受けたアジアの人民の胸に宿った怨恨の傷跡に再び釘を打つことになるだろう。
ナチス旗のような「旭日旗」を「大漁と出産を祝う旗」と美化する日本当局の狡猾な術策に騙される国はない。
日本は「旭日旗」を「大漁と出産を祝う旗」という荒唐無稽な詭弁で世界を笑わせてはならない。（了）
