金正恩党委員長が、豪雨と強風による被害を復旧して、新たに建設された黄海北道クムチョン(金川)郡カンブク(江北)里を現地で指導した。
15日、「労働新聞」はじめ朝鮮のマスコミが報じた。
カンブク(江北)里はここ数年大小の自然災害に直面しただけでなく、今年の豪雨と強風によって大きな被害を被った。
金正恩委員長は、満足な補修もできないでいたカンブク(江北)里がまた被害を受けたことを契機に、軍部隊に古くて危険な状態にあった里所在地の建物を全部取り除き、新たに建設して里の姿を一新させることを指示していた。
金正恩委員長は、自然災害の痕跡をきれいになくし、社会主義の理想郷、社会主義農村のモデル村に一新された里所在地を見て回り、建設を担った軍部隊を高く評価した。
朝鮮では今年例年にない強い台風などで少なからぬ地域で被害を被ったが、カンブク(江北)里所在地を一新したことは、複数の地域で同時に行われている災害復旧での初成果と言える。すでに報じられているように、複数地域での災害復旧は、ピョンヤン総合病院など、各地で行われている、大規模な産業施設、住宅建設などと同時に進められている。また、災害復旧は外部からの支援を受けるまでもなく果敢に進められており、朝鮮の経済が1990年代末の「苦難の行軍」から完全に立ち直り、大きな潜在力を秘めていることを示している。
朝鮮のマスコミ報道によれば、金正恩委員長は、美しい一幅の絵を連想させ、社会主義の香りを放つ社会主義農村のモデル村を見て回り、過去、立ち遅れ、被害まで重なって見るにも凄惨極まりなかった農村をこのように短期間に跡形もなく取り除くこともできるのか、まるで別世界を見ているようだと述べ、わが党の遠大な農村建設構想、地方建設方針がわが軍人の愛国的献身と闘いによってもう一つ最も正確に執行される成果が収められたと大きな満足の意を表した。
また同委員長は、人民軍はこの地の全ての奇跡の創造者であり、人民軍の真正な威力は兵力の数や銃弾・砲弾の威力にあるのではなく、国家と人民に対する熱烈な愛と、党と革命偉業に対する固い信頼を心に秘めた、愛と信頼の精神力を持つところにある、国と人民、党と革命偉業に忠実な強い革命軍隊を持っているのはわが党と国家の誇りの中で最も大きな誇りであり、金正恩に恵まれた最大の福であると誇りに満ちて強調した。
さらに、金正恩委員長は、地方建設、特に農村建設の展望目標をより現実性あるものに計画的に立てなければならない、農村文明の発展を加速化して引き続きその姿を一新させ、わが農村を、現代的技術を持つ豊かで文化的な社会主義農村に転変させるための責任的かつ重要な事業に国家的な支援を大幅に増強すべきだと指摘した。(了)