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文在寅政権はイラン資産の違法凍結を解除せよ! イラン政府が非難強める

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ザリーフイラン外相

 イラン政府が、米国の制裁に追従してイランからの石油輸入代金を支払わず凍結している文在寅政権に対する非難を強めている。
 イランのPRESS TVによれば、ザリーフイラン外相は10日同国通信社のインタビューに答える中で、「イスラム共和国はワシントンからの直接的な圧力のもとで特定の国によって不法に封鎖された資金を取り戻すために、必要に応じて法的措置を講じることを含め、あらゆる可能な方法を使用する」と指摘した。
 「特定の国」とは韓国を指し、「封鎖された資金」とは、イランに支払うべき石油の輸入代金のこと。
 本サイトで重ねて指摘してきたが、韓国の文在寅政権は米国の対イラン制裁に追従して石油輸入代金を凍結し、支払いを拒否している。この問題は去る5月27日、イランの有力日刊紙「エテマド」が、韓国は人道目的による医薬品購入要求を拒否して「米国の経済テロ(制裁)に加担した」と非難したことで表面化していた。
 イラン側は韓国からの医薬品購入を提案、購入代金を凍結資金で決済することを重ねて求めてきたが文在寅政権は頑として受け入れず、人道名目のわずかな医薬品支援でお茶を濁そうとしていた。
 業を煮やしたイランが、7月中旬には「ロウハニ大統領の指示」により、「国際司法裁判所に提訴」する姿勢を示していた。
 ザリーフイラン外相がこの日わざわざ「私たちは、自国の封鎖されたお金の返還を交渉しており、必要に応じて、法廷での訴訟を通じてこの問題を追求する」と述べたのは、イランー韓国間の交渉が限界に直面し、「国際司法裁判所への提訴」が現実問題として検討されていることを示すものとみられる。
 ザリーフ外相発言に先立つ7月末に、カジザデ・ハシェミ・イラン議会副議長、アリラビエイ・イラン政府スポークスマンも、文在寅政権に「違法な」政策を放棄し、米国の制裁により凍結したイランの資産を解放するよう重ねて要求、非難のトーンを強めていた。
 特にカジザデ・ハシェミ・イラン議会副議長は、文在寅政権はホワイトハウスからの圧力の下で他の国の権利を侵害していると非難した。また、同副議長は、韓国が倫理的または法的原則にコミットしていないことを示すソウルの「失礼な」行動を非難し、イランが、イスラムを阻止するための「容認できない」、そして「正当化できない」動きについて韓国政府に公式の警告を発したと、PRESS TVは報じている。
 PRESS TVの報道によれば、韓国が不当に凍結している資金は、65億ドルから90億ドルに上る。(了)