金正恩委員長が、黄海北道ウンパ(銀波)郡テチョン(大青)里で水害が発生したことと関連し、現地で被害状況を直接見て回り、被害地域復旧を具体的に指示したと、「労働新聞」など朝鮮のマスコミが7日報じた。
朝鮮のマスコミ報道によれば、連日続いた豪雨の影響でウンパ(銀波)郡テチョン(大青)里地域で水路の堤防が決壊、730余棟の住宅と6000町歩の農地が浸水、179棟の住宅が破壊されるなどの大きな被害が発生した。
金正恩委員長は、大きな被害が出たにもかかわらず、ウンパ(銀波)郡住民を事前に非難させ人命被害がなかったことは、「本当に幸いだ」と述べ、被害を受けた住民を早く安定させるとともに、早急に破壊された住宅とインフラ、農地を復旧させることを具体的指示した。
朝鮮のマスコミ報道によれば金委員長は、家を失った住民を▲ウンパ(銀波)郡の公共施設などに分散収容するとともに▲国務委員長予備食糧を解除し各家庭に供給▲寝具類、生活用品、医薬品などの必需物資を即時解決することを、党中央委員会の該当部署に指示した。
また金正恩委員長は、党中央委員会該当部署と人民武力部幹部による被害復旧事業指揮部を組織して、ウンパ(銀波)郡に800世帯の住宅を新たに建設するとともに、復旧に朝鮮人民軍を投入、郡人民とともにインフラ、農地を早急に復旧させることを指示、復旧資材の所要量によって、国務委員長戦略予備物資を解除して保障することを担当部署に命じた。
金正恩委員長はこれに先立つ5日には、朝鮮労働党中央委員会第7期第4回政務局会議を開き、完全封鎖された開城市の防疫状況と実態報告書に基づき、封鎖地域の人民の生活を安定させるために食糧と生活保障金を党中央が特別支援する問題を討議し決定した。(了)