国際的にコロナパンデミックが広がる中で、ある国で輸入食料品の包装紙からコロナウィルスが発見され、WHOが空気感染を認めるなど、新型コロナウィルスの強い感染力が明らかになっている。
朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、感染被害が国際的に拡大し、一層深刻化していることと関連、7月20日付で「覚醒し、また覚醒しよう」との記事を掲載し、新型コロナウィルス防疫活動をより強化することを呼びかけた。
同紙は、防疫強化の課題として、国境封鎖の徹底と、防疫部門でウィルスの危険性を再認識し活動に当たることを強調した。
国境封鎖と関連、同紙は厳格な封鎖を維持し、「封鎖陣に針の孔ほどの隙も作ってはならない」と指摘した。
さらに同紙は、防疫における最大の敵は気の緩みと指摘、「感染症の伝播が国境外のことと傍観」することなく、中央非常防疫指揮部の指揮と統制に、全ての部門、全ての単位が従う規律と、全人民的な行動の一致を確固と維持しなければならないと呼びかけた。
「労働新聞」が「感染症の伝播が国境外のことと傍観することなく」と報じていることから、朝鮮ではまだ一人の感染者も出ていないことはあきらか。一部で執拗になされている感染者が出ているかのような報道は事実ではなく、悪質なプロパガンダに過ぎない。(了)